本記事にはアフィリエイト広告が含まれています。
電気ケトルを持ち上げて注ぐ動作がつらい方には、据え置いたまま給湯できる電気ポットが便利です。
ただし、小型の電気ポットでも、水を満量まで入れると約4~5kgになります。
給湯するときは持ち上げなくても、給水や残り湯を捨てるときの負担は確認しておかなければなりません。
この記事では、2.0~2.2Lの小型電気ポットから、高齢者にも使いやすい4商品を選びました。
メーカー公式情報、取扱説明書、楽天市場の商品情報、購入者レビューを調査し、次の点を中心に比較しています。
- 給湯ボタンの押しやすさ
- 文字や水量表示の見やすさ
- 本体重量と満水時の重さ
- 蒸気を抑える機能
- 保温温度と節電機能
- 安全性に配慮した機能
当サイトでは、紹介する商品を実際に使用したような表現はしていません。
発売から日が浅く、購入者レビューが少ない商品については、使用感を断定せず、メーカー公式情報と取扱説明書を中心に紹介します。
先に結論をお伝えすると、小ささと簡単な操作を重視するなら、象印CP-EB20が選びやすい商品です。
一方、文字の見やすさや蒸気レスなど、重視する条件によって適した商品は変わります。
高齢者にも使いやすい小型電気ポット4選|先に結論
今回紹介する4商品は、すべて2.0~2.2Lです。
一人暮らしや二人暮らしで、一日に何度もお茶や白湯を飲む方に検討しやすい容量です。
| 商品 | 向いている人 |
|---|---|
| 象印 CP-EB20 | 小ささと簡単操作を重視する人 |
| タイガー PDR-G221 | 軽さと価格を重視する人 |
| 象印 CV-TF22 | 文字の見やすさを重視する人 |
| タイガー PIS-N220 | 蒸気レスとレバー操作を重視する人 |
迷ったときは、次のように選ぶと分かりやすいでしょう。
- 総合的に選びやすい:象印 CP-EB20
- 価格を抑えやすい:タイガー PDR-G221
- 文字が見やすい:象印 CV-TF22
- 蒸気を外に出したくない:タイガー PIS-N220
※価格、在庫、送料、ポイント還元は、販売店や確認時期によって異なります。
高齢者が使いやすい小型電気ポットの選び方
小型電気ポットは、容量や価格だけで選ぶと、本人が操作しにくい場合があります。
ここでは、高齢者本人や高齢の親に選ぶときに確認したいポイントを解説します。
一人暮らしや二人暮らしなら2L前後を目安にする
電気ポットには、2L前後から5L程度まで、さまざまな容量があります。
一人暮らしや二人暮らしなら、まずは2.0~2.2L程度を目安にするとよいでしょう。
2Lは、200mlのカップで約10杯分にあたります。
お茶やコーヒー、白湯、即席みそ汁などに使うなら、一日に必要な量をまかないやすい容量です。
ただし、毎回満量にする必要はありません。
使う量に合わせて水を入れれば、給水時の負担や湯沸かしに使う電力を抑えられます。
本体重量だけでなく満水時の重さを確認する
電気ポットの商品ページには、本体だけの重さが記載されていることが一般的です。
水1Lは約1kgなので、2Lの水を入れると、本体重量に約2kgが加わります。
今回紹介する4商品の満水時の重さは、次のようになります。
- 象印 CP-EB20:約4.0kg
- タイガー PDR-G221:約4.2kg
- 象印 CV-TF22:約4.7kg
- タイガー PIS-N220:約5.0kg
上記は、メーカー公称質量に定格容量分の水の重さを加えた概算です。
象印CP-EB20とCV-TF22の取扱説明書では、質量にコードを含むと明記されています。タイガーの公式商品ページでは、質量に何を含むかまでは明記されていません。
電気ポットは、据え置いたまま給湯できます。
しかし、次の場面では本体を扱う必要があります。
- 本体を置き場所へ運ぶ
- 残り湯を捨てる
- 内部を洗浄する
- 置き場所を移動する
給水するときは、電気ポットを蛇口まで運ぶのではなく、別の容器で水を入れる方法が適しています。
給湯ボタンとロック解除の手順を確認する
電動給湯式の電気ポットは、誤ってお湯が出ないように、給湯操作がロックされます。
多くの商品では、次の2段階の操作が必要です。
- ロック解除ボタンを押す
- 給湯ボタンまたはレバーを押す
象印CP-EB20とCV-TF22は、給湯後約10秒たつと自動的にロックされます。
安全性に配慮した機能ですが、認知機能が低下している方には、2段階の操作が分かりにくい場合があります。
購入前に、次の点を確認しましょう。
- ロック解除ボタンを見つけやすいか
- 給湯ボタンの文字を読めるか
- ボタンを押し続けられるか
- 操作方法を本人が覚えられるか
商品が届いたら、家族が一緒に何度か操作することも大切です。
文字と水量表示の見やすさを確認する
ボタンの数が少なくても、文字が小さければ操作しにくくなります。
特に確認したいのは、次の表示です。
- ロック解除
- 給湯
- 再沸とう
- 保温温度
- 水量計
視力が低下している方には、文字が大きく、給湯ボタンの位置が分かりやすい商品が向いています。
象印CV-TF22は大きな文字と分かりやすい操作パネル、タイガーPIS-N220は大きな文字とオレンジ液晶を採用しています。
蒸気レスと省スチームを区別する
「蒸気レス」と「省スチーム」は、同じ機能ではありません。
蒸気レスは、発生した蒸気を冷やして水滴に戻すなど、通常の湯沸かし時に蒸気を本体の外へ出さない構造です。
省スチームは、湯沸かし時の蒸気量を抑える機能です。蒸気がまったく出ないわけではありません。
今回の4商品では、次のように分かれます。
- タイガー PIS-N220:蒸気レス
- タイガー PDR-G221:省スチーム
- 象印 CV-TF22:沸とうセーブで蒸気を抑えられる
- 象印 CP-EB20:蒸気口から蒸気が出る
蒸気が気になる方や、上に棚がある場所へ置きたい方は、蒸気レス商品を優先するとよいでしょう。
ただし、蒸気レスでも、周囲に物を密着させてよいとは限りません。
取扱説明書に記載された設置方法と必要な空間を守ってください。
電気代と保温時間も確認する
電気ポットは、湯沸かし後もお湯を保温します。
必要な量だけ沸かす電気ケトルと比べると、消費電力量が多くなりやすい家電です。
今回紹介する4商品の年間消費電力量と電気代の目安は、次のとおりです。
- 象印 CP-EB20:357kWh/年・年間約11,100円・月約920円
- タイガー PDR-G221:382kWh/年・年間約11,800円・月約990円
- 象印 CV-TF22:283kWh/年・年間約8,800円・月約730円
- タイガー PIS-N220:220kWh/年・年間約6,800円・月約570円
電気代は、電力料金目安単価31円/kWh(税込)で計算しています。
実際の電気代は、契約している電力会社、保温温度、室温、お湯を使う回数などによって変わります。
メーカーが公表する年間消費電力量は、室温23℃、1日2回の湯沸かし、1日1回の再沸とう、90℃で1日23時間保温するなど、一定の条件で測定した数値です。
4商品の中では、蒸気レスVE電気まほうびんのタイガーPIS-N220が、年間電気代を最も抑えやすい計算です。
ただし、本体価格は一般的な電動ポットより高くなる傾向があります。
購入価格だけでなく、毎日保温した場合の電気代も含めて選びましょう。
電気代を抑えたい場合は、次の機能も確認してください。
- 節電タイマー
- 低温保温
- まほうびん保温
- 省エネモード
一日中保温する必要がない場合は、使わない時間に節電タイマーを設定する方法もあります。
小型電気ポットのおすすめ4選
ここからは、4商品の特徴、向いている人、注意点を詳しく紹介します。
象印 CP-EB20|小ささと簡単操作を重視する人向け
象印CP-EB20は、小型で操作が分かりやすい電気ポットを探している方に適しています。
容量は2.0Lで、今回紹介する4商品の中では最も小さい容量です。
本体の幅は約19cm、質量はコードを含めて約2.0kgです。
満水時の重さは、約4.0kgが目安になります。
※価格、在庫、送料、ポイント還元は、販売店や確認時期によって異なります。
象印CP-EB20の主な仕様
- 容量:2.0L
- 本体質量:約2.0kg(コードを含む)
- 満水時の重さ:約4.0kg
- 外形寸法:約幅19×奥行27×高さ25.5cm
- 消費電力:700W
- 年間消費電力量:357kWh
- 保温設定:98℃・90℃・70℃
よく使う給湯ボタンが中央にある
CP-EB20は、給湯ボタンが操作部の中央に配置されています。
よく使うボタンの位置が分かりやすいため、小さなボタンを探す負担を減らせます。
給湯するときは、「ロック解除」キーを押してから「給湯」キーを押します。
給湯後は約10秒で自動的にロックされます。
お湯が沸いたときは、メロディーで知らせる機能もあります。メロディー、ブザー、無音の3種類から選択できます。
小さな台にも置きやすい
幅は約19cmで、象印は省スペースのコンパクトモデルとして案内しています。
台所の作業台だけでなく、安定したワゴンやサイドテーブルなどにも設置しやすい大きさです。
ただし、湯沸かし中は蒸気口から高温の蒸気が出ます。
蒸気口の上に棚や物がある場所は避け、手や顔を近づけないようにしてください。
象印CP-EB20の注意点
CP-EB20は、蒸気レス商品ではありません。
蒸気を抑えることを最優先する方には、タイガーPIS-N220のほうが向いています。
また、機能が比較的シンプルな一方で、まほうびん保温や節電タイマーは搭載していません。
長時間保温する家庭では、年間消費電力量も確認して選びましょう。
傾斜湯もれ防止構造や転倒湯もれ防止構造がありますが、倒れた際のお湯漏れを完全に防ぐ機能ではありません。
メーカーも、ロック状態でも傾けたり倒したりすると、注ぎ口や蒸気口からお湯が流れ出る可能性があると注意しています。
象印CP-EB20が向いている人
- できるだけ小さい電気ポットがよい人
- 本体の軽さを重視する人
- 給湯ボタンの分かりやすさを重視する人
- 一人暮らしや二人暮らしで使う人
- お湯が沸いたことを音で確認したい人
タイガー PDR-G221|軽さと価格を重視する人向け
タイガーPDR-G221は、必要な機能を備えたシンプルな電気ポットを探している方に適しています。
容量は2.2Lで、本体のメーカー公称質量は約2.0kgです。
満水時の重さは、約4.2kgが目安になります。
※価格、在庫、送料、ポイント還元は、販売店や確認時期によって異なります。
タイガーPDR-G221の主な仕様
- 容量:2.2L
- メーカー公称質量:約2.0kg
- 満水時の重さ:約4.2kg
- 外形寸法:約幅21.2×奥行28×高さ25.4cm
- 消費電力:700W
- 年間消費電力量:382kWh
- 保温設定:98℃・90℃・70℃
- 節電タイマー:6時間
機能がシンプルで分かりやすい
PDR-G221は、98℃、90℃、70℃の3段階から保温温度を選べます。
外出時や就寝時など、お湯を使わない時間の通電を止められる6時間の節電タイマーも搭載しています。
多くの温度設定や細かな節電設定が必要ない方には、比較的選びやすい構成です。
省スチームと蒸気レスは異なる
PDR-G221は、省スチーム沸とうを搭載しています。
湯沸かし時の消費電力を700Wに抑え、蒸気の量も少なくする設計です。
ただし、蒸気レスではありません。
湯沸かし時には蒸気が出るため、蒸気口の上に棚がある場所や、顔を近づけやすい場所には置かないようにしましょう。
購入者レビューの傾向
楽天市場の購入者レビューでは、「シンプルで使いやすい」「以前使っていた電気ポットと操作が似ている」といった声が確認できます。
高齢者のために購入した人からは、ケトルを傾ける動作への不安から据え置き型を選び、最初はロック解除から給湯までの操作に戸惑ったものの、数日で使えるようになったという内容もありました。
一方で、湯沸かし完了時に音が鳴らない点を惜しむ声もあります。
購入者レビューは個人の感想であり、本人の身体状況や過去に使っていた商品によって評価は変わります。
タイガーPDR-G221の注意点
今回紹介する4商品の中では、年間消費電力量が最も大きい382kWhです。
長時間保温する家庭では、使わない時間に節電タイマーを活用するとよいでしょう。
また、操作がシンプルでも、ロック解除後に給湯する手順は必要です。
購入後は、本人が迷わず使えるか家族も一緒に確認してください。
タイガーPDR-G221が向いている人
- 本体が比較的軽い2.2L商品を探している人
- 多くの機能を必要としない人
- 3段階の保温温度があれば十分な人
- 購入価格を抑えたい人
- 以前から一般的な電動ポットを使っている人
象印 CV-TF22|大きな文字と見やすさを重視する人向け
象印CV-TF22は、操作パネルの文字や水量表示の見やすさを重視する方に適しています。
2025年10月発売の2.2Lモデルです。
本体の質量はコードを含めて約2.5kgで、満水時は約4.7kgになります。
※価格、在庫、送料、ポイント還元は、販売店や確認時期によって異なります。
象印CV-TF22の主な仕様
- 容量:2.2L
- 本体質量:約2.5kg(コードを含む)
- 満水時の重さ:約4.7kg
- 外形寸法:約幅21×奥行28.5×高さ26cm
- 消費電力:905W
- 年間消費電力量:283kWh
- 保温設定:98℃・90℃・80℃・70℃・まほうびん
- 節電タイマー:6・7・8・9・10時間
大きな文字と中央の給湯ボタン
CV-TF22は、大きな文字と分かりやすい操作パネルを特徴としています。
給湯ボタンは、操作部の中央に配置されています。
視力が低下し、小さな文字やボタンを見分けにくい方には検討しやすい商品です。
水量計には赤い玉が入っており、残っているお湯の量を確認しやすくしています。
保温温度と節電機能が充実している
保温温度は、98℃、90℃、80℃、70℃、まほうびんの5段階です。
6時間から10時間まで、1時間単位で設定できる節電タイマーも搭載しています。
夜間や外出時に使わない家庭では、生活時間に合わせて設定しやすいでしょう。
「沸とうセーブ」を選ぶと、完全に沸とうさせず、設定温度まで加熱します。
湯沸かし時間、消費電力量、蒸気の発生を抑えられます。
ただし、メーカーは、浄水器などを使いカルキとばしが必要ない人に向く機能として案内しています。水を一度しっかり沸とうさせたい場合は、通常の湯沸かしを選びましょう。
象印CV-TF22の注意点
文字が大きく見やすい一方で、保温温度、タイマー、省エネモードなど、CP-EB20より操作項目が多い商品です。
多機能な商品が苦手な方には、かえって分かりにくい可能性があります。
家族が最初に設定し、本人は主にロック解除と給湯だけを行う使い方も検討してください。
また、満水時は約4.7kgです。
残り湯を捨てるときは、電源を抜いて十分に冷まし、上ぶたを外してから行う必要があります。
取扱説明書では、残り湯を一日1回捨てるよう案内されています。
象印CV-TF22が向いている人
- 操作パネルの文字が大きい商品を探している人
- 水量を見やすい商品がよい人
- 保温温度を細かく選びたい人
- 節電タイマーを生活時間に合わせたい人
- 電気代にも配慮して選びたい人
タイガー PIS-N220|蒸気レスとレバー操作を重視する人向け
タイガーPIS-N220は、高温の蒸気と小さな給湯ボタンが気になる方に適しています。
蒸気レス構造と、押しやすいレバー式電動給湯を搭載した2.2Lモデルです。
本体のメーカー公称質量は約2.8kgで、満水時は約5.0kgになります。
※商品ページでは「2.2L・PIS-N220」を選択してください。
※価格、在庫、送料、ポイント還元は、販売店や確認時期によって異なります。
タイガーPIS-N220の主な仕様
- 容量:2.2L
- メーカー公称質量:約2.8kg
- 満水時の重さ:約5.0kg
- 外形寸法:約幅21.9×奥行28.3×高さ28.3cm
- 消費電力:700W
- 年間消費電力量:220kWh
- 保温設定:98℃・90℃・80℃・70℃・まほうびん
- 節電タイマー:6・7・8・9・10時間
湯沸かし時の蒸気を外に出さない
PIS-N220は、発生した蒸気をふた内部で冷やし、水滴に戻してポット内へ戻す蒸気キャッチャー構造を採用しています。
通常の湯沸かし時に、高温の蒸気を本体の外へ出さない設計です。
蒸気に手や顔が近づくことが心配な方や、蒸気がこもりやすい場所で使いたい方には大きな利点です。
押しやすいレバー式電動給湯
通電中は、給湯口の近くにあるレバーを押してお湯を注ぎます。
小さな給湯ボタンを指先で押し続けるより、レバーのほうが操作しやすい人もいます。
給湯速度は、通常給湯とゆっくり給湯の2段階です。
少量のお湯を注ぐときは、ゆっくり給湯を選ぶことで、お湯の飛び散りを抑えやすくなります。
電源コードを外した状態でも、上部の押し板を使ったエアー給湯ができます。
ただし、電動給湯は自動でロックされますが、エアー給湯は手動でロックする必要があります。
大きな文字とオレンジ液晶
操作部には、大きな文字とオレンジ色の液晶が使われています。
お湯が沸くまでの残り時間の目安も表示されます。
水量計は幅が広く、赤い玉で残量を確認できる設計です。
給湯操作だけでなく、保温温度や残り時間も確認したい方に向いています。
タイガーPIS-N220の注意点
今回の4商品の中では、最も重い商品です。
満水時は約5.0kgになるため、本体を持って蛇口まで運ぶ使い方には向きません。
置き場所を決め、別の容器を使って給水することが大切です。
また、蒸気レス、2種類の給湯方法、温度設定、節電タイマーなど、機能が多い商品です。
多機能な商品が苦手な方には、家族が設定を手伝う必要があります。
傾斜お湯もれ防止や転倒お湯もれ防止構造もありますが、お湯漏れを完全に防止するものではありません。
メーカーも、ロック状態であっても、本体を傾けたり倒したりすると注ぎ口からお湯が流れ出る可能性があると注意しています。
タイガーPIS-N220が向いている人
- 高温の蒸気が気になる人
- 小さな給湯ボタンを押しにくい人
- レバー式の給湯を希望する人
- 文字や液晶の見やすさを重視する人
- 保温時の消費電力量も抑えたい人
一人暮らしでも電気ポットが向いている人
一人暮らしだからといって、必ず電気ケトルが向いているとは限りません。
次のような方には、2L前後の小型電気ポットが便利です。
- 一日に何度もお茶や白湯を飲む
- 電気ケトルを持ち上げて傾けるのが難しい
- 手首、指、肩に痛みがある
- 手や腕の震えがある
- 来客や訪問介護の人もお湯を使う
- 必要なときにすぐお湯を使いたい
電気ポットは、ボタンやレバーを操作すれば、据え置いたままお湯を注げます。
ケトルを持ち上げて傾ける必要がない点は、大きな利点です。
一方で、一日に1~2杯しか使わない場合は、保温する時間が長くなり、電気代が無駄になることがあります。
使用量が少なく、電気ケトルを問題なく持てる方は、必要な量だけ沸かす電気ケトルも検討しましょう。
高齢者には電気ポットと電気ケトルのどちらがよい?
電気ポットと電気ケトルは、どちらが優れているというものではありません。
本人の身体状況と、お湯を使う回数に合わせて選ぶことが大切です。
電気ポットが向いている人
- 本体を持ち上げずに給湯したい
- 一日に何度もお湯を使う
- お湯を長時間保温しておきたい
- 家族や介護者も同じお湯を使う
- ケトルを傾ける動作に不安がある
電気ケトルが向いている人
- 一度に使うお湯が1~2杯程度
- 必要なときだけ短時間で沸かしたい
- ケトルを持ち上げて問題なく注げる
- 設置場所を小さくしたい
- 保温機能を必要としない
軽い電気ケトルも比較したい方は、次の記事を参考にしてください。
高齢者におすすめの電気ケトル4選|軽いモデルと安全性に配慮した選び方
既存の電気ケトル記事でも、片手で物を持つのが難しい人や、ケトルを傾ける動作が難しい人には、電気ポットを検討するよう案内しています。
小型電気ポットを購入する前の注意点
電気ポットには安全性に配慮した機能がありますが、使い方によっては、やけどや転倒につながります。
購入前に、本人の生活環境まで確認しましょう。
満水時は約4~5kgになる
小型電気ポットでも、水を満量まで入れると約4~5kgになります。
高齢者本人が本体を持って給水する使い方は、できるだけ避けましょう。
安定した場所に置いたまま、軽い水差しやペットボトルなどで水を足す方法が適しています。
残り湯を捨てるときは、電源を抜き、本体とお湯が十分に冷めてから行ってください。
蒸気口の上を空けておく
蒸気レスではない商品は、湯沸かし時に高温の蒸気が出ます。
蒸気口の上に、次のものがないか確認しましょう。
- 吊り戸棚
- 木製の棚
- カーテン
- 電源コード
- 顔を近づける位置にある椅子
蒸気レス商品でも、壁や家具に密着させず、取扱説明書に従って設置してください。
電源コードを足や手に引っかけないようにする
電気ポットの多くは、マグネット式の電源コードを使用しています。
コードに足や手を引っかけると、本体が倒れたり、お湯がこぼれたりする危険があります。
通路を横切る位置にはコードを伸ばさないようにしましょう。
本人が椅子から立ち上がるときに、手を置く場所にも注意が必要です。
ロック解除の操作を本人と確認する
自動給湯ロックは、誤操作を防ぐための機能です。
一方で、「ボタンを押してもお湯が出ない」と本人が慌てることがあります。
商品が届いたら、次の操作を一緒に確認してください。
- カップを置く
- ロックを解除する
- 給湯ボタンまたはレバーを押す
- 必要な量で手を離す
- 自動でロックされたことを確認する
操作方法を書いた紙を、ポットの近くに貼る方法もあります。
残り湯は毎日入れ替える
電気ポットの残り湯を長期間入れたままにすると、水アカやにおいの原因になります。
象印の取扱説明書では、残り湯を一日1回捨てるよう案内しています。
内容器に白い付着物が目立つようになったら、取扱説明書に従ってクエン酸洗浄を行いましょう。
本体を水に浸したり、丸洗いしたりしてはいけません。
小型電気ポットについてよくある質問
2Lと2.2Lではどちらがよいですか?
一人暮らしで使用量が多くない場合は、2.0Lから検討するとよいでしょう。
2.0Lと2.2Lの差は200mlです。
カップ約1杯分の違いなので、容量だけでなく、本体の重さ、ボタンの見やすさ、蒸気対策を優先して選んでも問題ありません。
電気ポットは一人暮らしには大きすぎませんか?
一日に何度もお湯を使う方には、2L前後の電気ポットが便利です。
一方、一日に1~2杯しか飲まない方には、保温時間が長くなりやすいため、電気ケトルのほうが適している場合があります。
生活人数だけでなく、一日にお湯を使う回数で判断しましょう。
蒸気レスならどこに置いても大丈夫ですか?
蒸気レスでも、どこにでも置けるわけではありません。
不安定な台、熱に弱い場所、水がかかる場所、通路に近い場所は避けてください。
取扱説明書に記載された設置方法を守り、周囲に必要な空間を確保しましょう。
電気ポットのお湯は毎日入れ替えたほうがよいですか?
残り湯は一日1回捨て、新しい水に入れ替えることをおすすめします。
長期間入れたままにすると、水アカやにおいの原因になります。
残り湯を捨てるときは、お湯が十分に冷めてから行ってください。
電気ポットは電気ケトルより電気代が高くなりますか?
一般的には、長時間保温する電気ポットのほうが、必要な量だけ沸かす電気ケトルより消費電力量が増えやすくなります。
ただし、電気ケトルで一日に何度も沸かし直す場合は、使い方によって差が小さくなることもあります。
電気ポットを選ぶ場合は、低温保温、節電タイマー、まほうびん保温などを活用しましょう。
転倒湯もれ防止機能があれば安全ですか?
転倒湯もれ防止機能は、お湯漏れを完全に防止する機能ではありません。
本体が傾いたり倒れたりすると、注ぎ口や蒸気口からお湯が流れ出る場合があります。
倒れにくい安定した台に置き、電源コードを引っかけないようにすることが基本です。
まとめ|小型電気ポットは重さと操作方法を確認して選ぶ
小型電気ポットは、電気ケトルを持ち上げて注ぐのが難しい方に便利な家電です。
据え置いたまま給湯できるため、手首や肩への負担を減らせる可能性があります。
今回紹介した4商品は、次の基準で選ぶと分かりやすいでしょう。
- 小ささと簡単操作を重視:象印 CP-EB20
- 軽さと価格を重視:タイガー PDR-G221
- 文字の見やすさを重視:象印 CV-TF22
- 蒸気レスとレバー操作を重視:タイガー PIS-N220
総合的に選びやすいのは、幅約19cm、質量約2.0kgで、給湯ボタンを中央に配置した象印CP-EB20です。
蒸気が気になる方や、指先で小さなボタンを押しにくい方には、蒸気レスとレバー式給湯を備えたタイガーPIS-N220が候補になります。
ただし、小型商品でも、満水時は約4~5kgです。
給湯時の使いやすさだけでなく、給水、残り湯の処理、操作手順まで確認して選びましょう。
使用量が少なく、ケトルを問題なく持ち上げられる方は、次の記事も参考にしてください。


