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高齢の親が使う電話機を選ぶとき、「大きなボタンなら使いやすいだろう」と考える方は多いでしょう。
しかし、固定電話機はボタンの大きさだけでは選べません。
液晶の見やすさ、受話音量、着信音量、迷惑電話対策、親機の電話帳、停電時に通話できる条件まで確認する必要があります。
この記事では、メーカー公式情報、取扱説明書、楽天市場での取り扱い状況、購入者レビューの傾向を調査し、高齢者に選びやすい家庭用電話機を4商品紹介します。
当サイトでは、紹介する商品を実際に使用したような表現はしていません。2026年7月10日時点で、メーカー公式サイトと楽天市場の新品販売を確認できた商品を選んでいます。
先に結論をお伝えすると、迷ったときの第一候補は、パナソニック「VE-GD58DL-N」です。
親機受話器がコードレスで、親機にも電話帳があり、見やすさ、聞きやすさ、迷惑電話対策を総合的に備えています。
高齢者におすすめの電話機4選|先に結論
今回紹介する4商品は、重視する条件に合わせて次のように選べます。
| 商品 | 選ぶ理由 | 主な注意点 |
|---|---|---|
| パナソニック VE-GD58DL-N | 総合的に選びやすい | 停電時通話には別売電池が必要 |
| パナソニック VE-GE19DL-W | 大きなボタンと見やすさ | 親機に電話帳がない |
| シャープ JD-AT96CL | 迷惑電話対策を重視 | 停電時は通話できない |
| パナソニック VE-GD28DL-S | 価格とシンプル操作 | 親機の受話音量は3段階 |
- 迷ったときの第一候補:パナソニック VE-GD58DL-N
- 大きなボタンを優先:パナソニック VE-GE19DL-W
- 迷惑電話対策を優先:シャープ JD-AT96CL
- 価格を抑えたい:パナソニック VE-GD28DL-S
ただし、高機能な電話機がすべての高齢者に使いやすいとは限りません。
電話をかける人、受ける人、初期設定を行う家族まで考えて選びましょう。
購入前に最初に確認したい2つのこと
固定電話機を買い替える前に、電話回線とナンバー・ディスプレイの契約状況を確認してください。
この2点が分からないまま購入すると、期待していた停電時通話や迷惑電話対策を使えないことがあります。
1.自宅の電話回線を確認する
電話機の仕様に「停電時通話対応」と書かれていても、すべての家庭で通話できるわけではありません。
一般の加入電話回線では、親機を電話線へ直接つなぐことで、停電時も通話できる機種があります。
一方、ひかり電話や一部のIP電話は、ONUやホームゲートウェイなどの回線機器へ電源が必要です。
停電によって回線機器が止まると、電話機側が停電対応でも通話できません。
- 加入電話か、ひかり電話か
- 電話機をどの機器へ接続しているか
- 回線機器に非常用電源があるか
- 停電時の連絡手段を別に用意しているか
回線の種類が分からない場合は、現在契約している電話会社へ確認しましょう。
2.ナンバー・ディスプレイの契約を確認する
ナンバー・ディスプレイは、電話をかけてきた相手の番号を電話機へ表示するサービスです。
電話機に迷惑電話対策が付いていても、次のような機能にはナンバー・ディスプレイの契約が必要になる場合があります。
- 登録した相手の名前を表示する
- 非通知の電話を拒否する
- 指定した番号を着信拒否する
- 電話帳にない相手だけへ警告を流す
- 0120や0800から始まる番号を拒否する
呼出音が鳴る前の録音警告や通話録音など、ナンバー・ディスプレイを契約していなくても使える機能もあります。
ただし、契約の有無によって動作が変わるため、購入後に取扱説明書を見ながら設定してください。
NTT東日本とNTT西日本では、契約者本人または同居家族が70歳以上などの条件を満たす場合、ナンバー・ディスプレイとナンバー・リクエストの月額利用料や工事費が無料になる制度があります。
自動的に無料になるわけではなく、申し込みが必要です。契約名義や回線の種類によって対象外になる場合もあるため、利用中の電話会社へ確認してください。
高齢者向け電話機を選ぶ6つのポイント
高齢者向けの電話機は、人気順位や機能の多さだけで決めず、普段の電話の使い方に合わせて選びましょう。
1.親機のボタンと液晶を確認する
子機の画面が見やすくても、普段は親機しか使わない家庭があります。
親機で電話をかける場合は、数字ボタンの大きさ、文字の見やすさ、ワンタッチダイヤルの位置を確認してください。
白色バックライトが付いていても、表示できる文字が漢字かカナかは商品によって異なります。
家族の名前を漢字で確認したい場合は、親機の電話帳と漢字表示の両方が必要です。
2.受話音量と着信音量を分けて見る
受話音量は、電話中に相手の声を聞く音量です。
着信音量は、電話がかかってきたときの呼出音の大きさです。
着信音が聞こえても、通話中の声を聞き取りにくいことがあります。反対に、通話はできても別室では呼出音に気づかない場合があります。
段階数が多いほど細かく調整できますが、メーカーが異なる商品の「6段階」と「12段階」を、そのまま音量の大きさとして比較することはできません。
聞こえ方には個人差があるため、可能であれば店頭で受話音を確認してください。
3.迷惑電話対策の流れを確認する
迷惑電話対策は、商品によって働くタイミングが異なります。
- 呼出音が鳴る前に録音警告を流す
- 電話へ出る前に相手へ名前を尋ねる
- 通話内容を自動録音する
- 非通知や登録番号を着信拒否する
- 不審な電話を受けたあと家族へ相談する
機能名だけでなく、本人が電話へ出る前、通話中、通話後のどこで助けになるのかを確認しましょう。
迷惑電話対策は被害を防ぐ助けになりますが、特殊詐欺を完全に防止するものではありません。
4.親機コードレスと子機付きを区別する
「コードレス電話機」と書かれていても、親機の受話器がコードレスとは限りません。
- 親機コードレス:親機に置く受話器を持って移動できる
- 子機付き:親機とは別の充電台に置く子機が付属する
親機コードレスなら、電話中に椅子へ移動したり、近くの家族へ受話器を渡したりしやすくなります。
ただし、受話器にも充電が必要です。充電台へ正しく戻せるか、置き場所が安定しているかを確認してください。
5.停電時通話は電話機と回線の両方を見る
今回紹介する4商品の停電時対応は、次のように異なります。
- VE-GD58DL-N:別売の電池パックを入れた場合に対応
- VE-GE19DL-W:有線の親機で対応
- JD-AT96CL:停電時通話に非対応
- VE-GD28DL-S:有線の親機で対応
いずれも、電話回線側が停電で止まれば通話できません。
停電時の連絡を重視する家庭では、携帯電話やモバイルバッテリーも用意しておきましょう。
6.親機に電話帳があるか確認する
子機に電話帳があっても、親機には電話帳がない商品があります。
親機に電話帳がない場合、親機の画面から登録した相手を選んで電話をかけたり、着信時に親機で名前を表示したりできません。
親機を主に使う方は、ワンタッチダイヤルだけで足りるか、電話帳が必要かを確認してください。
高齢者におすすめの電話機4商品
ここからは、4商品の見やすさ、聞きやすさ、迷惑電話対策、停電時の注意点を紹介します。
購入者レビューは個人の感想です。すべての人に同じ使いやすさや聞こえ方が当てはまるわけではありません。
パナソニック VE-GD58DL-N|迷ったときの第一候補
パナソニック「VE-GD58DL-N」は、親機受話器がコードレスで、子機も1台付属する電話機です。
親機の電話帳、漢字表示、迷惑電話対策、停電への備えを総合的に重視する人に向いています。
※価格、在庫、送料、ポイント還元は、販売店や確認時期によって異なります。
主な仕様
- 親機受話器:コードレス
- 付属子機:1台
- 表示:親機・親機受話器・子機とも漢字対応
- 親機電話帳:150件
- 受話音量:親機受話器・子機とも6段階
- 着信音量:8段階・切
- 迷惑電話対策:録音警告、自動録音、迷惑電話相談など
- 停電時通話:別売電池パック使用時に対応
親機受話器にコードがないため、電話を受けたあとに椅子へ移動したり、近くの家族へ受話器を渡したりできます。
親機にも150件の電話帳があり、漢字表示に対応しています。
相手の名前を確認してから電話へ出たい方や、親機から電話帳を使って発信したい方に選びやすい構成です。
迷惑防止を設定すると、呼出音が鳴る前に相手へ録音する旨を伝え、電話へ出ると通話を自動録音します。
録音した内容を、家族や警察などへ電話をかけながら聞いてもらえる「迷惑電話相談」機能も特徴です。
購入者レビューの傾向
購入者レビューでは、親機受話器を持って移動できること、親機にも電話帳があること、文字を確認しやすいことを評価する声が見られます。
一方、以前の電話機より設定項目が多く、家族が電話帳登録や迷惑防止設定を手伝ったという感想もあります。
購入前の注意点
停電時に親機受話器で通話するには、別売の電池パックが必要です。
また、パナソニックの公式案内では電話機コードが付属していません。現在使用中のコードを再利用できるか確認し、必要なら別に用意してください。
ひかり電話などでは、電話機へ電池を入れても回線機器が停止すると通話できません。
VE-GD58DL-Nが向いている人
- どの商品にするか迷っている
- 親機受話器を持って移動したい
- 親機にも電話帳が必要
- 漢字で相手の名前を確認したい
- 不審な電話を家族へ相談しやすくしたい
パナソニック VE-GE19DL-W|大きなボタンと見やすさを重視
パナソニック「VE-GE19DL-W」は、大きなダイヤルボタンと大きな受話器を備えたシニア向けモデルです。
多くの電話帳機能よりも、数字の押しやすさと、よく使う相手へ簡単に電話できることを重視する人に向いています。
※価格、在庫、送料、ポイント還元は、販売店や確認時期によって異なります。
主な仕様
- 親機受話器:コード付き
- 付属子機:1台
- 表示:親機・子機ともカナ対応
- 親機電話帳:なし
- 子機電話帳:150件
- 親機ワンタッチダイヤル:6件
- 受話音量:親機・子機とも6段階
- 着信音量:8段階・切
- 停電時通話:有線の親機で対応
親機の数字ボタンが大きく、よく電話をかける相手を6件までワンタッチダイヤルへ登録できます。
電話番号を毎回入力する負担を減らしたい方や、家族、病院、介護事業所など、決まった相手へ電話することが多い方に便利です。
受話音量は親機・子機とも6段階、着信音量は8段階と切設定に対応しています。
迷惑防止を設定すると、着信前の録音警告と通話の自動録音が働きます。
着信お知らせLEDは、通常の着信と迷惑防止機能が働いた着信を色で知らせます。
購入者レビューの傾向
購入者レビューでは、数字ボタンが大きいこと、表示される数字を確認しやすいこと、ワンタッチダイヤルが便利という声が見られます。
本体が小型モデルより大きめであることを、置き場所の確認が必要な点として挙げる声もあります。
購入前の注意点
親機には電話帳がありません。
親機の電話帳から名前を選んで発信する使い方はできないため、ワンタッチダイヤル6件と短縮ダイヤルで足りるか確認してください。
子機には150件の電話帳を登録できます。
親機受話器はコード付きです。電話中に親機から離れたい場合は、付属子機を使います。
電話機コードは付属していないため、現在のコードを再利用するか、別に用意する必要があります。
VE-GE19DL-Wが向いている人
- 大きな数字ボタンを優先したい
- 決まった相手へ電話することが多い
- ワンタッチダイヤルを多く使いたい
- 親機の電話帳は必要ない
- 停電時も有線親機を使える機種を選びたい
シャープ JD-AT96CL|迷惑電話と特殊詐欺対策を重視
シャープ「JD-AT96CL」は、電話へ出る前から通話後まで、複数の防犯機能を備えた電話機です。
迷惑電話や特殊詐欺への備えを最優先したい家庭に向いています。
※価格、在庫、送料、ポイント還元は、販売店や確認時期によって異なります。
主な仕様
- 親機受話器:コードレスの受話子機
- 付属子機:1台
- 親機液晶:4.6型・漢字3行表示
- 受話子機・子機液晶:2.2型・漢字3行表示
- 電話帳:300件
- 受話音量:12段階
- 着信音量:6段階・切
- 通話録音:最大約120分・最大100件
- 停電時通話:非対応
親機には4.6型の大きな漢字液晶を備えています。
電話帳は300件登録でき、親機のコードレス受話子機と、別に付属する子機1台から利用できます。
着信時には、相手へ録音を知らせるだけでなく、電話機が相手の名前を尋ねる機能があります。
電話へ出る前に相手を確認しやすく、防犯ランプでも注意を促します。
通話内容は最大約120分、最大100件まで録音できます。
受話音量は12段階で、高い音域を強調する聞き取りやすさへの配慮もあります。
購入者レビューの傾向
購入者レビューでは、知らない相手への警告、相手の名前を確認できること、着信拒否機能の多さを評価する声が見られます。
親機受話器がコードレスで、電話を受けたあと移動しやすい点を評価する感想もあります。
一方、機能が多いため、電話帳や着信拒否の初期設定を家族が行ったという声もあります。
購入前の注意点
非通知拒否、番号別の着信拒否、登録した相手と未登録の相手を分ける機能などには、ナンバー・ディスプレイが必要です。
防犯機能を十分に活用したい場合は、電話機を購入する前に契約状況を確認してください。
停電時通話には対応していません。停電時の連絡手段が必要な家庭では、携帯電話などを別に用意しましょう。
JD-AT96CLが向いている人
- 迷惑電話と特殊詐欺への備えを最優先したい
- 大きな漢字液晶を使いたい
- 受話音量を細かく調整したい
- 親機受話器を持って移動したい
- 家族が初期設定を手伝える
パナソニック VE-GD28DL-S|価格とシンプル操作を重視
パナソニック「VE-GD28DL-S」は、必要な迷惑電話対策を備えながら、購入価格を抑えやすい電話機です。
親機はコード付き、子機は1台付属します。
※価格、在庫、送料、ポイント還元は、販売店や確認時期によって異なります。
主な仕様
- 親機受話器:コード付き
- 付属子機:1台
- 表示:親機・子機ともカナ対応
- 親機電話帳:なし
- 子機電話帳:150件
- 親機ワンタッチダイヤル:2件
- 受話音量:親機3段階・子機6段階
- 着信音量:8段階・切
- 停電時通話:有線の親機で対応
親機は白色バックライト液晶と見やすいダイヤルキーを備えています。
迷惑防止を設定すると、呼出音が鳴る前に録音する旨を相手へ伝え、電話へ出ると通話を自動録音します。
ナンバー・ディスプレイを利用すれば、登録した番号の着信拒否にも対応します。
親機受話器がコード付きのため、停電時でも一般の加入電話回線で発信・着信できる点は、シンプルな構造の利点です。
購入者レビューの傾向
購入者レビューでは、価格を抑えて買い替えられること、基本的な電話操作が分かりやすいこと、親機がコンパクトなことを評価する声が見られます。
親機に電話帳がない点や、受話音量の調整幅が少ない点を購入後に気づいたという感想もあります。
購入前の注意点
親機には電話帳がないため、親機で相手の名前を表示できません。
電話帳を使う場合は付属子機を利用します。親機から頻繁に電話をかける方は、ワンタッチダイヤル2件と短縮ダイヤルで足りるか確認してください。
親機の受話音量は3段階です。聞き取りに不安がある方は、購入前に店頭で音量を確認するか、6段階以上の他機種も検討しましょう。
電話機コードは付属していません。
VE-GD28DL-Sが向いている人
- 購入価格を抑えたい
- 親機は電話の発信と着信ができればよい
- 電話帳は子機で使う
- 複雑な機能を増やしたくない
- 停電時も有線親機を使える機種を選びたい
4機種の違いを項目別に比較
4機種の違いを、見やすさ、聞きやすさ、防犯機能、停電時通話に分けて整理します。
大きなボタンを優先するならVE-GE19DL-W
数字ボタンの大きさを最優先するなら、VE-GE19DL-Wが選びやすいでしょう。
親機に大きなダイヤルボタンがあり、ワンタッチダイヤルも6件登録できます。
ただし、親機に電話帳はありません。
漢字表示と親機電話帳ならVE-GD58DL-N
親機で相手の名前を漢字表示し、電話帳から発信したい場合は、VE-GD58DL-Nが向いています。
親機受話器もコードレスなので、見やすさと移動のしやすさを両立できます。
聞き取りの調整幅ならJD-AT96CL
JD-AT96CLは受話音量を12段階で調整できます。
ただし、段階数が多いことと、すべての人に十分な音量であることは同じではありません。
補聴器を使用している方や聞こえに強い不安がある方は、電話機との相性を店頭や販売店で確認してください。
迷惑電話対策を最優先するならJD-AT96CL
相手への録音警告、名前確認、防犯ランプ、長時間の通話録音、番号別の着信拒否まで重視するなら、JD-AT96CLが第一候補です。
一方、機能が多いため、家族による初期設定が必要になる可能性があります。
停電時の備えは回線を含めて判断する
VE-GE19DL-WとVE-GD28DL-Sは、有線の親機で停電時通話に対応します。
VE-GD58DL-Nは、別売電池パックを用意した場合に対応します。
JD-AT96CLは停電時通話に対応していません。
ただし、ひかり電話などでは回線機器が停電すると使えないため、電話機だけで判断しないでください。
楽天市場で購入するときは型番とセット内容を確認
楽天市場では、同じシリーズ名でも、子機の台数やセット内容が異なる商品が表示されます。
今回紹介しているのは、次のメーカー標準セットです。
| 型番 | 今回紹介するセット |
|---|---|
| VE-GD58DL-N | 親機コードレス受話器+子機1台 |
| VE-GE19DL-W | コード付き親機+子機1台 |
| JD-AT96CL | 受話子機+子機1台 |
| VE-GD28DL-S | コード付き親機+子機1台 |
販売ページには、親機だけの商品、子機を増やした独自セット、外箱に傷がある商品、中古品が混ざることがあります。
商品名だけでなく、型番末尾、子機の台数、新品か中古か、保証の有無まで確認してください。
2026年7月10日の調査では、価格のおおよその目安は次のとおりでした。
- VE-GD28DL-S:1万円前後
- VE-GE19DL-W:1万4千円前後
- VE-GD58DL-N:1万9千円前後
- JD-AT96CL:2万円台前半を中心に販売
価格は日々変動します。送料とポイント還元だけでなく、販売店の評価、保証、返品条件も確認しましょう。
同じ型番でも販売店ごとに購入者レビューが分かれるため、レビュー件数だけで商品の人気を判断しないことも大切です。
高齢の親へ電話機を贈る前に家族が確認したいこと
電話機は、箱から出して置くだけでは迷惑電話対策を十分に使えません。
高齢の親へ贈る場合は、家族が設置と初期設定まで行うことをおすすめします。
- 本人が固定電話を今後も使いたいか確認する
- 加入電話か、ひかり電話かを確認する
- ナンバー・ディスプレイの契約状況を確認する
- 電話機と子機の置き場所を決める
- 電話線と電源コードを通路へ出さない
- 家族、病院、介護事業所などの番号を登録する
- ワンタッチダイヤルを設定する
- 迷惑防止と着信拒否を設定する
- 受話音量と着信音量を本人に合わせる
- 家族から実際に電話をかけて動作を確認する
電話機の近くに、よく使う操作だけを書いた紙を置く方法もあります。
- 電話をかける方法
- 電話へ出る方法
- 通話を終える方法
- ワンタッチダイヤルの相手
- 不審な電話を受けたときの家族の連絡先
古い電話機は、新しい電話機で発信と着信を確認してから片づけましょう。
高齢者向け電話機についてよくある質問
ナンバー・ディスプレイなしでも電話機は使えますか?
通常の発信と着信には、ナンバー・ディスプレイは必須ではありません。
着信前の録音警告や通話録音など、契約なしで使える迷惑電話対策もあります。
ただし、相手の番号や名前の表示、非通知拒否、番号別の着信拒否などには契約が必要です。
停電対応の電話機なら必ず通話できますか?
必ず通話できるわけではありません。
電話機が停電対応でも、ひかり電話の回線機器やルーターが停止すると通話できません。
電話機の仕様と、契約している回線の停電時動作を分けて確認してください。
親機コードレスと子機付きは同じですか?
同じではありません。
親機コードレスは、親機に置く受話器自体がコードレスです。
子機付きは、親機とは別に、充電台へ置く子機が付属することを意味します。
子機は1台あったほうがよいですか?
寝室や居間など、親機から離れた場所で電話へ出たい場合は子機が便利です。
一方、親機の近くでしか電話を使わない方には、子機の充電や操作が負担になることもあります。
使う場所が決まってから、必要な台数を選びましょう。
電話機コードは付属していますか?
今回紹介するパナソニック3機種には、電話機コードが付属していません。
現在使っているコードを再利用する場合は、差し込み口の形、長さ、破損の有無を確認してください。
接続方法は取扱説明書に従い、不明な場合は販売店や回線事業者へ確認しましょう。
受話音量の段階数が多ければ、声も大きくなりますか?
段階数が多い商品は細かく調整できますが、メーカーをまたいで最大音量の大きさを直接比較できる数値ではありません。
聞こえ方は音域や本人の聴力によっても変わるため、できれば実機で確認してください。
古い電話機の電話帳を移せますか?
メーカーや機種が異なる電話機から、電話帳を自動で移せない場合があります。
新しい電話機へ登録し直すことを想定し、古い電話機を処分する前に必要な番号を書き出しておきましょう。
高齢の親が使う生活用品を見直すなら
高齢の親が使う道具をまとめて見直している方は、電話機以外の重さや操作方法も確認してみてください。
- 高齢者におすすめの電気ケトル4選|軽いモデルと安全性に配慮した選び方
- 単機能電子レンジのおすすめ4選|高齢者にも使いやすい簡単操作モデル
- 小型電気ポットのおすすめ4選|高齢者にも使いやすい2L前後のモデル
- 高齢者におすすめの軽いコードレス掃除機4選|1.2kg以下を比較
まとめ|迷ったらパナソニックVE-GD58DL-Nを第一候補に
高齢者向けの電話機は、大きなボタンだけでなく、親機の電話帳、受話音量、迷惑電話対策、停電時の条件まで確認して選びましょう。
- 総合的に選びやすい:パナソニック VE-GD58DL-N
- 大きなボタンと見やすさ:パナソニック VE-GE19DL-W
- 迷惑電話と特殊詐欺対策:シャープ JD-AT96CL
- 価格とシンプル操作:パナソニック VE-GD28DL-S
迷ったときは、親機受話器がコードレスで、親機電話帳、漢字表示、6段階の受話音量、迷惑電話相談機能を備えたパナソニック「VE-GD58DL-N」が第一候補です。
一方、大きな数字ボタンを最優先するなら「VE-GE19DL-W」、防犯機能を最優先するなら「JD-AT96CL」、価格を抑えたいなら「VE-GD28DL-S」が選びやすいでしょう。
高齢の親へ贈る場合は、商品を渡して終わりにせず、家族が電話帳、ワンタッチダイヤル、迷惑防止、音量まで設定し、実際の発信と着信を一緒に確認してください。


